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真咲の視点「不思議な国の牛丼報道」 [ジャーナル]

大手牛丼チェーンの吉野家は18日、輸入が再開された米国産牛肉を使った牛丼販売を1日限定で行った。04年2月に販売を停止して以来、約2年7カ月ぶり・・・報道各社、NHKまで重大なニュースの様に吉野家の牛丼復活を取り上げています。BSE問題とアメリカとの通商問題が背景にあるとしても、異常なニュース露出にしか私には見えませんでした。私もメディアで仕事をするものとして、過熱した報道には疑問を持たない訳にはいきません。各社報道の見出しには●吉野家、2年7カ月ぶり牛丼復活・ファンが行列●シーファー駐日米大使も牛丼に舌鼓・吉野家●「待ったかいあった」米大使、吉野家で大盛りに満足・・・これでは「吉野家」の千載一遇のPR活動を支援しているとしか思えない訳です(勿論アメリカ産の牛肉販促活動にも見えます)!民放が報道するのはともかく、NHKも堂々と報道している姿には、この国の報道に、真実はあるのかと考えてしまう光景でした。BSE問題が、まるで「プロジェクトX」を見ている様な雰囲気で、消費者の肯定・否定の意見は入れてあるものの、全体的には苦難を乗り越え、吉野家牛丼復活にわく庶民の姿と、それを見つめる社長の姿・・・まるでプロジェクトXの構成の雰囲気です。そして吉野家に行かなければならないと言う、イメージが画面から全体に伝わって来る様に思えたのは、私だけなのでしょうか。日本の報道は記者クラブと言う閉鎖的な中で行われている部分もあります。何故か、我が国の報道のスタイルだけは、戦後、アメリカの総てを吸収した国にも関わらず、伝授されず(伝授せず)古いスタイルを継続していると思われます。現在はまだ、インターネット独自の切り口で報道番組が構築出来る時期とは思いませんが、もう一つの極として、近い将来、信頼できるインターネット報道を確立する事は、これからの時代のキーであり、私は必ず必要だと考えます。最後に、BSEは、TSE(伝達性海綿状脳症:Transmissible Spongiform Encephalopathy)という、未だ十分に解明されていない伝達因子(病気を伝えるもの)と関係する病気のひとつで、牛の脳の組織にスポンジ状の変化を起こし、起立不能等の症状を示す遅発性かつ悪性の中枢神経系の疾病です。 BSEが人間にうつると、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)が発症すると考えられますが、その因果関係はまだ確定されておりません。


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